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2017年9月13日 (水)

何故こんな簡単な設問が解けなかったのか?

何故こんな簡単な設問が解けなかったのか? それにしても謎だらけだな

 私が沖縄に関心をもったのは、何度も書いているが895月に沖縄に行ってから。何故これほど遅かったのかと我ながら考えてきた。私が沖縄と出会う可能性は以下2回あったはず。①65年頃、野鳥への関心から沖縄に目をむけたかも。②70年~72年の70年反安保闘争と沖縄返還協定粉砕闘争の渦中で。しかし2度ともアウト。何故だろう。

 ①は、北海道にタンチョウヅル、新潟県にトキ、兵庫県にコウノトリ、高知県にヤイロチョウ、奄美大島にルリカケス。などなど気になる野鳥が各地にいたものだ。だが沖縄には全く関心が向かなかった。何故かと思っていたが、答えは簡単だった。当事の沖縄は日本国の外だったからだ。だから「日本鳥類図鑑」などに出てくるはずがなかった。簡単すぎる。「国土」を分かつとはこういうことでもあるのか。

 ②はどうか。こちらは、沖縄をスローガンに掲げていても、具体的な人、文化や自然が見えていなかったのだろう。人々の暮らしの地平で、何が問題なのかを分かっておらず、連帯する友が見えなかった。見ようとしていなかったのだ。分析して行動するだけじゃダメだ。あの時代の「政治闘争」なるものの薄っぺらさ。今からでも大いに反省すべし。

 ここでは話を①に戻す。しかし動物の世界まで何故「国土」で区切られるのだろうか。地球的視野、動物生態学的な視野で考える図鑑・書籍はなかったのか。日本列島と琉球諸島一体で。

 当事の日本の野鳥研究は、渡り鳥の研究も始まったばかりだった。渡り鳥の研究は米国陸軍の援助で山階鳥類研究所が始めていた。何故米国陸軍がと思うだろう。また、米国陸軍ならば沖縄を研究地に加えることもできたはずだ。いづれにしても「善意」に隠された米国の悪意(本音)を垣間見ることもできるはずだ。

  今、琉球諸島を自然史の立場から振り返れば、何万年、何億年の自然史の中で、大陸から離れたり、くっついたりしてきた歴史をもっている。だからこそ島には固有種がいるし、幾つかの島々に共通の種も少なくない。(「琉球列島」安間繁樹著 東海大学出版会) ハブがいる島、いない島などもおもしろい。

 渡り鳥の研究になれば、それこそ国境など関係ない。野鳥達は島を世界をまたぐ生活をしている。朝鮮半島の38度線付近には野鳥達の住処となっている湿原がひろがっている。鳥たちには国境など関係ないのだ。

 私たちがナショナルなものを超えなければ、視野狭窄に陥る。地球的発想とは、国家連合(国連)とも全く違うはずだ。自然史研究には平和と相互の尊重が不可欠だ。近代国家などたかが150年(日本)、300年の短い時間しか造りだしていない。チャチなもんだ。

  こう考えると、60年代後半の私の頭は、ナショナルなものを超える視点を欠いていたのだ。自分の問題意識が沖縄に届いていなかったのは、①歴史的に考える視点がなかった、②自分が世界に届く問題意識をもっていなかったからだろう。

 こうした状況は70年代に入ってからも余り変わらなかった。ベトナム戦争と向き合う中でも、全く不十分だった。やはり「他人事」としかみてこなかった。沖縄がベトナムへの最大の出撃基地であったことを遠目でしか見ていなかったのだから。当事の沖縄の皆さんの闘い、ご苦労等、遠いまなざしでしか見ていなかったのだ。

今日の結語 ①近代国家を考える前に自然史研究をやっていこう。決して無駄にならない。②世界(沖縄)に向き合うためには、具体的なコト・ヒトを媒介に考えよう。

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